アンネの日記破損事件の犯人は「在日」だとか、
日本のイメージを失墜させる「韓国の陰謀」だという話が、
ネットや極右衛星テレビで語られているらしい。
驚くべき排外主義だ。
憎韓が日常の思考パターンになっていなければ、
そんな発想自体が出てこない。
もし事実としてその通りの犯人だったら、「それみろ」という
快哉の言葉で溢れ返るだろう。
より一層、憎韓が勢いづくことになる。
だが犯罪を即、在日に結びつける思考パターンは
あまりにも恐ろしい。
関東大震災の時に、井戸の中に朝鮮人が毒を入れた
という噂が流布されたのと同じ差別感覚が、
すでに極右勢力の中に甦ってしまっている。
劣化した。
あまりに日本のナショナリズムは劣化した!